Masikati!(こんにちは)
おーかです(´・ω・`)♡
ジンバブエで生活を始めてから6カ月が経つのですが、今回は、最近現地人に言われて「グサッときた言葉」を5つ紹介します。
※このグサッという表現は、なんか心がぎゅっと苦しくなる感じで、考えさせられた、みたいな表現として使っています(笑)
それではいってみましょう~
※結構ネガティブな内容です 笑
目次
私をグサッと刺した言葉たち
①「ジンバブエ人サイズになってきたね!」
最近、学校の先生や近所のおばちゃんたち、ありとあらゆる現地の人たちから言われる一言です。
「ジンバブエ人サイズ」
って、あ~、なるほど、
時間に遅れても怒らない広い心、心のサイズ、のことかな。
うんうん、
って違うよね。明らかに違うよね。
現地人に、
— Saori Ooka**ジンバブエ** (@319ss) 2017年1月14日
最近さおりもジンバブエ人みたいに大きくなってきたね、いいねいいね!
って言われるようになったのが、悔しいので、ダイエットしないと。
自分でも正直なところ気付いてましたよ、ええ。
サイズって、体の大きさでした。つまり、現地の人たちは私に「太ったね」って言いたいんですね、私に。
ジンバブエ人って、意外とふくよかな人が多いんです、つまり太っている。
途上国で貧困国で、食べるものがなくて痩せた人が多い?もちろんそういう人もいますが、意外とふくよか、つまりデブな人も多くて、現地の人が私に言った、ジンバブエサイズっていうのは体の大きさのことでした。
そしてみんな、私が傷つくその一言を放って大爆笑。私が太ってジンバブエ人サイズになることをすごく喜んでくれるんです!!!
「サオリはもうジンバブエ人だ!!!!」って(笑)
喜んでくれるならまあいっか、って思いたいところですが、
ダメダメ、太るのは絶対ダメな理由が私にはあるの、、、。
…ダイエットします。
②「ショナ語下手になったね~」
最近近所のおばちゃんたちに言われるようになってしまった一言。
(ちなみに、ショナ語っていうのは、ジンバブエの現地語です。公用語としてほとんどの人は英語をしゃべりますが、やっぱり現地人同士では現地語のショナ語です。)
正直かなりかなりかなり凹みました。。。
ジンバブエに来て3か月くらいまでは、ちょこっとショナ語が喋れるだけで
「すごい!ショナ語が喋れるの?!」
「賢いねえ!」
「そんだけ喋れれば十分だよ!」
と、ほめられまくりでしたが、さすがにもう6カ月。少し話せるのは当たり前だし、そこから成長していないと、むしろ下手になったように感じる。それに最近は英語の方ばかりに時間を割いていて、ショナ語の勉強を怠っていました。つまり、下手になったのも事実。何も言えません。
「ショナ語が下手になったね」と言われて成長していない自分にショックを受けるだけでは済まず、その一言から現地の人との距離ができるのを少し感じます。
協力隊あるまじき。またショナ語も使っていくことを意識しないと!!!
③「なんで日本に帰らないの?」
配属先の学校の先生から言われた一言。
先生「サオリは長期休暇は日本に帰るの?家族は日本にいるんだよね?」
大岡「そうだけど日本には帰らないよ」
先生「どうして?家族が恋しくないの?私なんて、2日家族に会えないと耐えられないほど恋しくなるのに!!!」
2日で耐えられなくなるくらい恋しくなるのはちょっと過剰じゃない?って思ったりもしますが、それだけ家族が大好きで大切にしているということ。
別に日本に会いに帰らないからって、家族が嫌いとかどうでもいいわけじゃないんです。私だって家族は大好きだし、大切にしたいって思うけど、けど、今は帰らないの!だってやりたいこともたくさんあるし。
「なんで?なんで?」
って理由を聞かれて困ってしまった大岡ですが、文化の違いかな、なんて。
ジンバブエはすごく家族との時間を大切にします。一人暮らしはお金がかかるから家族と暮らすという理由もあるかもしれませんが、たいていの人は家族+親戚と一緒に一つ屋根の下生活していて、仕事後は家族との時間を楽しむ。休日だってそう。
日本はどうでしょう。学校や仕事の関係で家族と離れて暮らす人も少なくないし、仕事も残業尽くしの人も多くて、休みなく働く人もたくさん。家族と過ごしている時間を比較すると、きっとジンバブエ人のほうがずっとずっと多いでしょう。(ジンバブエ人に1日何時間くらい家族と過ごすのかアンケートとってみたいですね)
ジンバブエも日本も、それぞれいいとこ悪いとこあると思いますが、私はジンバブエに来てからいろいろあって「家族との時間を大切にする」というのは、見習いたい点だなって、素敵な考え方だなって、改めてそう思うようになりました。
④「お前は挨拶もできないのか」
街のど真ん中で知らないジンバブエ人に言われた一言。最初これを言われたときはグサッというよりは、「カチン」でしたね(笑)
私は、ここジンバブエでも、日本人として挨拶とか礼儀とかは絶対しっかりやっていきたいと思っていたので、挨拶ができない、と言われて、なんであんたにそんなこと言われないといけないの!!!とついついイライラしてしまいました。
でも、どうしてこんなことが起こったかというと、、、
ここジンバブエでは、街を歩くとやたらいろんな人に声をかけられます。日本人の女性はほんと目立ちますからね…。もちろん、いい人もいて、道を案内してくれたりただ普通にお話しするだけの人もいます。でも中には、悪い人たち、めんどくさい人たちもいるのが事実。治安も気にしなくてはいけないこの国では誰とでも親しく、なんてできなくて、、、。そこで大岡、あまり絡まれたくないなと思ったときには、声をかけられても「無視」することも少なくありません。
今回はそのパターンでして、街を歩いていたら男の人が近くに寄ってきて、挨拶をしてきました。それを大岡は関わりたくないがために「無視」してしまったんですね。
するとその男の人から「挨拶もできないのか」と言われ、「は?」となったわけです。
が、よく考えると、もちろん治安は気にしなきゃいけないし、時には無視することも大切だけど、挨拶くらいは返すべきだったかな~、いい人か悪い人かもわからないまま無視するはよくなかったかなあ~、にしても「挨拶もできない日本人」って思われるのはいやだなあ~、と反省しました。
⑤「そうさせたのは君だよ」
近所に住む白人の仲良しのおじちゃんに言われた一言。
大岡、近所のちびっこと よく活動が終わって遊ぶんですが、その時ついつい持っていたお菓子をあげちゃうんですよね、かわいいから…。だってかわいいし、ちびっことは言え友達ですもの!
でも最近、「Can I have 10cents?(10セントちょうだい)」とか「Where is my sweets?(私のお菓子は?)」とか子供たちに言われるようになったんです。私はその時、いい気はしなくて、ついつい白人のおじちゃんに
「最近ちびっこがこんなこというんだけど、なんかもらえることが当たり前って思うようになっちゃってるよね~。」
とお話ししたところ、
「それ、サオリがそうさせてるんだよ」
と、ひとこと言われました。
白人のおじちゃん「今までそんなことなかったけど、最近僕の方にもお金を求めてくるよ。白人はお金くれるって思っちゃったかな。」とも。
よく、物乞いする人にお金をあげるかあげないか、みたいな話はありますが、まさにそれについてもう一度考えなくてはいけないかもなと感じた出来事でした。
自分がジンバブエでの生活に慣れて、すっかり途上国にいるのを忘れてしまっていたみたいです。自分が与えすぎたせいで、自分以外の人にもそうやってお金やものをねだるようになってしまった。
自分がしたことを棚に上げて、ただただ子供たちが~、アフリカだから~、みたいな言い方をしてしまった自分がすごく恥ずかしくなりました。しかも自分以外の人にまで影響してしまっていた、なんて…。
私が住んでいるのはアフリカジンバブエでした。みんながみんな裕福に暮らせているわけじゃない。少しまた、改めて考えないといけないな、と。
おわりに
今回挙げた、アフリカ大陸ジンバブエで、現地人に言われてグサッときた言葉は
①「ジンバブエ人サイズになってきたね!」
②「ショナ語下手になったね~」
③「なんで日本に帰らないの?」
④「お前は挨拶もできないのか」
⑤「そうさせたは君だよ」
でした。
それぞれの言葉で、グサり方はいろいろでしたが、どれも自分の行動や考えを見つめなおす機会になるものでした。こっちで生活をして6カ月。「慣れ」が出てきてしまっていますが、もう一度、初心に戻って「ジンバブエという国」と向かい合いたいなと思います(´・ω・`)。
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